腰痛について その5 前屈みで痛い腰痛
こんにちは、福岡県大野城市おおぎ整骨院の松谷です。今回もかなりの人数の方がお悩みの前かがみで痛い腰痛のお話です、自分でも治しやすい腰痛かもしれません、少し難しい言葉が出てきますが、家で出来る予防ストレッチも書いておきますのでぜひ読んで健康に役立ててくださいね。
患者様でも多い前屈みで痛いの腰痛は、姿勢やお疲れからも出ますし、ヘルニアなどでも良く出るため臨床上良く遭遇する腰痛です。今回のお話はヘルニアなどの器質的なものを除いた話になります。
こんなことを無意識にやってしまいませんか?
お尻をグーでトントン叩く
これは前屈み腰痛の方に多く見られます、実は前屈み腰痛は腰をほぐしても治りません、原因はお尻の筋肉のこわばりであることが多いのです、前屈みは背骨だけでは出来ません、背骨が前に屈めるのは30度まで。その後は骨盤がお辞儀を始めます、前屈みのほとんどは股関節を使ってしているというわけです。骨盤がお辞儀を始める際にまずは背骨とくっついている仙骨、次に仙骨についている腸骨がお辞儀をしていきます。この時にお尻の筋肉がこわばっていると腸骨の動きを妨げてしまいます、仙骨と腸骨が離れるような働きをしてしまうんですね、その離れる動きが原因で屈むときに痛みが出ています。
当院に来る腰痛患者様は必ず動きのテストをしますが、前屈痛がある方は骨盤を左右からきゅっと押してあげてから前屈するとほぼ痛みは消失しています、両手で左右から押してあげるだけで仙骨と腸骨が離れることを防ぐんですね。それが確認できれば仙骨と腸骨の動きを連動してあげるためにお尻の筋肉をほぐすだけで前屈み腰痛は治ることが多いんです。
グーでお尻をトントン叩いている方は無意識にそういう行動をとりますが、お尻に原因があると体が分かっているんですね(^_^)
この前屈み腰痛は自宅でセルフストレッチをして治す・予防することが可能です。
イスに座って片足の足首をもう片方の膝上に置きます、そしてそのまま腰を前屈していくとお尻が気持ちよく伸びます。そして反対も伸ばす。かなり効果を期待でできます。ぜひ皆さんも試してくださいね(^_^)